マヴィレット基本製品情報

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開発の経緯

マヴィレット®配合錠は、C型肝炎ウイルス(HCV)NS3/4Aプロテアーゼ阻害剤のグレカプレビル水和物とNS5A阻害剤のピブレンタスビルを固定用量で配合した直接作用型抗ウイルス薬(DAA)である。グレカプレビル及びピブレンタスビルは、いずれもin vitro試験でHCVジェノタイプ1〜6に対して強力な抗ウイルス活性を有し(パンジェノ型)、薬剤耐性を獲得しにくいことを示している1)〜5)

海外第U相臨床試験において、HCVジェノタイプ1〜6感染患者、C型代償性肝硬変患者、DAA既治療のHCVジェノタイプ1感染患者に対し、1日1回グレカプレビル300mg及びピブレンタスビル120mgの投与により有効性と安全性が示された6)。海外第V相臨床試験においてDAA既治療例又は重度の腎機能障害患者を含むHCVジェノタイプ1〜6に感染した幅広い患者集団で本剤の有効性及び安全性が確認された6)ことから、HCVジェノタイプ1〜6のC型慢性肝炎又は代償性肝硬変を適応症として、米国及び欧州で2016年12月に本剤の承認申請を行った。

本邦においても、日本人、漢民族及び白人を対象とした民族間薬物動態試験(海外データ)、海外第U相臨床試験等の結果に基づき、2つの国内第V相臨床試験(CERTAIN-1試験及びCERTAIN-2試験)を実施し、DAA既治療患者を含む幅広い患者集団において本剤のパンジェノ型での有効性及び安全性を評価した。また、上記の試験に加え、HCVジェノタイプ4〜6を対象とした海外第V相臨床試験(ENDURANCE-4試験)を評価資料として加え、本剤の有効性及び安全性を評価した。これらの試験の結果より、DAA既治療又は重度の腎機能障害を有する患者を含むHCVジェノタイプ1〜6のC型慢性肝炎患者又はC型代償性肝硬変患者に対し、8週又は12週の投与期間で本剤の有効性及び安全性が示されたことから、製造販売承認申請を行い、2017年9月に「C型慢性肝炎又はC型代償性肝硬変におけるウイルス血症の改善」を効能・効果として本邦で承認された。

1)社内資料:グレカプレビル作用機序
2)社内資料:ピブレンタスビル作用機序
3)社内資料:グレカプレビル及びピブレンタスビルin vitro有効性試験
4)社内資料:グレカプレビル・ピブレンタスビルin vitro有効性試験
5)社内資料:in vitro薬剤耐性試験
6)社内資料:ジェノタイプ1〜6感染被験者での海外有効性・安全性試験(第U相試験及び第V相試験)